《栄養相談のご案内》
当院に通院、又は入院されている患者様を対象に糖尿病・高脂血症・高血圧症・胃潰瘍・潰瘍性大腸炎など
の相談を幅広く行っています。
詳しくは医師、看護師等病院スタッフにお尋ね下さい。
個別栄養相談 平 日
午前 9:00〜16:00
土曜日 午前 9:00〜11:30
《栄養科の取り組み》
私たちは、口から楽しくおいしく食べることが治療の柱であり、生きる源と考え、噛むことや、飲み込むことが困難な方への食事つくりに特に力を入れています。
《食事についてのご案内》
医師の指示に基づき、患者様一人一人の病気や症状にあわせて食事を提供しています。
○食事の種類 |
一般食 |
分粥食 |
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エネルギーコントロール食 脂質コントロール食 その他治療食 |
たんぱく質コントロール食 胃潰瘍食 検査食 |
他、患者様の症状にあわせて キザミ食やミキサー食など対応しております。 |
○適時・適温の実施をしています。
適切な時間に・・・
朝食 ・・・ 8:00 昼食 ・・・ 12:00 夕食 ・・・ 18:00
※お配りする順番で上記の時刻よりおくれる場合があります。
適切な温度で・・・
当院では温冷配膳車を使用してサラダや果物は冷たいまま、温かい料理は温かい状態でお届けできるよう努めています。
○食事の時間を楽しみにして頂けるように、さまざまな工夫をしています。
行事食 :一月に一回〜二回提供しています。
選択食 :毎週土曜日の昼食は、ご飯(粥)食とパン食の2種類のメニューから選択して頂く選択メニューを実施しています。
メロンパン・人参ポタージュ

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サンドイッチ・シチュー
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麺の日 :毎月2回、昼食に麺食を取り入れています。
冷やし中華
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月見風うどん
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変わりご飯の日 : 毎月2〜4回、カレーライス・オムライス・丼物・混ぜご飯など変わりご飯を取り入れています。
○咀嚼や嚥下の機能に応じ、ミキサー食・きざみ食・粗きざみ食・一口大食もご用意しています。
たとえば、鶏肉の照焼
を加工すると... |
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ミキサー食

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きざみ
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粗きざみ食
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一口大

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○個別対応
入院中の食事について質問、希望があれば病室へ伺います。
また、治療により食欲不振がある方・低栄養状態の患者様のために食事時の病棟訪問を行い、食事摂取量の確認と栄養状態を把握し、少しでも食べられる喜びや満足感を味わっていただけるように患者様の症状や嗜好に合わせてメニューや量を調整します。
《栄養科スタッフ紹介》
管理栄養士 3名 調理師 2名 調理補助 4名
バランスの良い食事を心がけましょう
バランスの良いお食事とは、
主食…主に炭水化物の供給原となる料理:パン・ご飯・麺など
主菜…主にたんぱく質・脂質の供給源となる料理:肉・魚・卵・大豆製品など
副食…主にビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源となる料理:野菜・きのこ・海藻類
がそろったお食事のことです。
主食・主菜・副菜のそろった食事は必要な栄養素をバランスよくとることができ、欠乏症の予防や、生活習慣病の予防につながります。
外食や調理済み食品を利用際も主食・主菜・副菜の組み合わせを基本にお食事してみませんか?
カルシウム吸収UPのための食事
カルシウム不足は骨密度の低下を招き、骨粗鬆症の原因となります。
カルシウムのは不足しがちの栄養素ですが、吸収率も比較的低く、成人では25〜30%程度です。
カルシウムを多く含む食品の摂取はもちろん、吸収率を高める栄養素を一緒にとることも大切です。
【カルシウムを多く含む食品】
牛乳・乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ
野菜・海草類:かぶの葉、小松菜、大根の葉、春菊、切干大根、ひじき
小魚類:干しえび、ワカサギ、たたみいわし
大豆製品:木綿豆腐、生揚げ、高野豆腐、がんもどき など
【適量のたんぱく質】
肉、魚、大豆製品 など
【ビタミンD】
魚介類、納豆 など
これらの栄養素を多く含む食品もしっかり摂ると効率的にカルシウムを摂取でき、骨密度低下抑制・増加が期待できます。
鉄分たっぷりの食事
食品に含まれる鉄はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。
○ヘム鉄(吸収されやすい):獣肉類、内臓・レバー製品、魚類に多く含まれる
○非ヘム鉄(吸収されにくい):卵類、貝類、豆類、緑黄色野菜、海草類に多く含まれる
ビタミンCやクエン酸には非ヘム鉄を吸収しやすい形に変える作用があるため、一緒に摂るようにしてみましょう。
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