内視鏡室では、上部消化管内視鏡(GF)、大腸内視鏡(CF)、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)の検査、又は胃ろうの造設を行っております。
※内視鏡検査は原則として予約制ですが、緊急の場合や医師の指示によってはこの限りではありません。
詳しくはTEL.0166−52−1177(代)までお気軽にお問い合わせ下さい。
|上部消化管内視鏡(GF)|大腸内視鏡(CF)|内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)|
▼上部消化管内視鏡(GF)
上部消化管内視鏡(GF)では、口から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸にたどりつき、それぞれの部位の状態を検査します。 また、病理組織を採取して癌の診断をします。
<検査の受け方>
○検査前日
・夜9時以降は食事は一切せず、水のみとしてください。
○検査当日
・朝食はとらないでください。
・心臓と血圧、抗てんかん、抗不整脈の薬を内服している患者様は、それらを内服してください。
・来院1時間前まで、水やスポーツドリンクは飲んでもかまいません。 牛乳、ジュース、お茶は飲まないでください。
・検査のための注射をして、胃の中を見やすくするための薬を服用します。 その後、喉に麻酔をします。
・入れ歯をしている方は外してください。
・検査終了後、麻酔がとれるまで1時間くらいは飲食を避けてください。
<注意事項>
※検査時の苦痛を軽減するため、鎮静剤を使用することがあります。
鎮静剤を使用した場合、作用が持続している状態での運転は危険を伴います。(眠気、ふらつき等の持続時間には個人差があります)
※検査当日は、自家用車でのご来院を控えるか、同行者の方に運転していただくようお願いします。
(尚、検査後長時間休んでいただく事も可能です。時間に余裕を持ってお越し下さい)
●鼻から入れる上部消化管内視鏡(経鼻内視鏡)を導入しました!!
当院では平成19年4月より、検査時の苦痛が少ない、鼻から入れる上部消化管内視鏡(経鼻内視鏡)を導入しました。
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←クリックすると拡大します。
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<経鼻内視鏡の特徴>
・直径約5mmという鉛筆よりも細い、極細の内視鏡です。 当院ではオリンパス製のGIF−N260を採用しています。
・鼻から挿入するので、口から入れたときの吐き気(咽頭反射)がほとんどおきません。
・喉に麻酔をしないので、検査時に医者と会話をしながら検査できます。
・検査終了後、30分〜1時間くらいで飲食が可能となります。
・鎮静剤を使用しないので、麻酔から覚めれば車や機械の運転ができます。
<経鼻内視鏡の検査の受け方>
○検査前日
・夜9時以降は食事は一切せず、水のみとしてください。
○検査当日
・朝食はとらないでください。
・心臓と血圧、抗てんかん、抗不整脈の薬を内服している患者様は、それらを内服してください。
・来院1時間前まで、水やスポーツドリンクは飲んでもかまいません。 牛乳、ジュース、お茶は飲まないでください。
・胃の中を見やすくするための薬を服用します。
・鼻からの出血を予防するために、鼻腔の血管を収縮させ、鼻の通りをよくする薬を点鼻した後、鼻腔に局所麻酔をします。
・検査終了後、麻酔がとれるまで30分〜1時間くらいは飲食を避けてください。
<注意事項>
※両側の鼻腔が狭い方は、口からの挿入に変更になることがありますのでご了承下さい。
上部消化管内視鏡担当医: 原 久人
▼大腸内視鏡(CF)
大腸内視鏡(CF)では、肛門から直径9mmの細径内視鏡を挿入し、大腸の状態の検査します。
またポリープがある場合は、スネアという細いループ状のワイヤーをポリープにかけ、高周波で通電し締め上げ、ポリープを焼き切ります。
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←高周波手術装置(VIO300D)
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←スネア
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<検査の受け方>
○検査前々日・前日
・検査のために処方された下剤と吐き気止めの薬を服用します。
・検査前日の食事は、検査食(低残査食)を食べていただきます。
・血液検査を行います。
・過去の検査で便がきれいにならなかった方、または便秘症の方は事前に申し出てください。
○検査当日
・朝6時より、水い溶かした下剤(薄い塩味)2Lを30分毎に500mlずつ服用していただきます。
・飲み始めて30分くらいで便意をもよおしますので、検査開始までにできるだけ排便してください。
・どうしても下剤が飲めないときや吐いてしまったときは、必ずお知らせください。
・水のような便になるのが普通です。 看護師が確認しますので流さずに見せてください。 便の状態により、浣腸することもあります。
・飲食・たばこも避けてください。
・検査時、メガネ・時計・入れ歯・指輪・ネックレス・ヘアピンなどは外してください。
・下着をとって検査衣に着替えてください。
大腸内視鏡検査担当医: 大坪 力
▼内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)では、口から専用の内視鏡を挿入し、十二指腸までたどりつきます。
カテーテルを十二指腸の乳頭部に挿入して造影剤を注入し、レントゲン撮影をします。
この検査で、膵臓や胆嚢、胆管の炎症や結石、癌などの診断ができます。
<検査の受け方>
○検査前日
・21時以降は飲食を一切しないで下さい。
○検査当日
・飲食は検査が終了するまでできません。
・検査前より点滴を開始します。
・検査はレントゲン室にて行います。
・検査終了後、説明あるまでは安静にしてください。
・腹痛、悪心などありましたら看護師にお伝え下さい。
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